熊本県八代市は地震が多いのか
結論からいうと、熊本県八代市は全国的に見ても地震リスクが比較的高い地域です。
ただし、「大地震が何度も繰り返し発生している」という意味ではありません。八代市は大規模な活断層である日奈久(ひなぐ)断層帯の近くに位置し、2016年熊本地震でも大きな影響を受けたことから、将来の大地震への備えが特に重要な地域とされています。
八代市で地震リスクが高い最大の理由
最も大きな理由は、市内やその周辺を日奈久断層帯が通っていることです。
八代市の防災資料によると、日奈久断層帯は全長約80kmにも及ぶ活断層で、将来も活動する可能性があるとされています。市内では平野部と山間部の境界付近を通っており、地震が発生すると、
平野部では建物被害や液状化
山間部では崖崩れや土砂災害
などが発生するおそれがあります。
2016年熊本地震でも八代市は強い揺れを観測
2016年4月の熊本地震では、
4月14日の前震(M6.5)
4月16日の本震(M7.3)
が発生し、八代市でも強い揺れを観測しました。
熊本地震では、
震度7を2回観測
震度1以上の地震が4,000回以上
建物倒壊、道路損壊、土砂災害、ライフライン障害
など、日本でも極めて大規模な地震災害となりました。八代市もその影響を受けた自治体の一つです。
八代市周辺では昔から地震が発生している
地震本部によると、日奈久断層帯周辺では、
1619年(M6.0)
1916年(M6.1)
1931年の群発地震(最大M5.9)
など、歴史的にも被害地震が発生しています。
つまり、八代市周辺は近年だけでなく、長い歴史の中でも繰り返し地震活動が確認されている地域です。
地盤の影響で揺れが大きくなる可能性
八代市は八代平野や八代海沿岸に広い低地があります。
国の地震調査研究推進本部は、
八代市
熊本市
などの沿岸部は比較的軟弱な地盤があり、周辺よりも揺れが大きくなる可能性があるとしています。
また、低地では液状化現象が発生する可能性もあります。
熊本地震後も地震活動は続いている
熊本地震後も八代市周辺では、
震度3~4程度の地震
時には震度4以上の地震
が発生しています。
ただし、これは2016年級の巨大地震が頻繁に起きているという意味ではなく、熊本県全体が現在も比較的活発な地震活動域であることを示しています。
南海トラフ地震の影響はあるのか
八代市では、
活断層による直下型地震
南海トラフ巨大地震
の両方への備えが必要です。
ただし、八代市にとって最も直接的な脅威は日奈久断層帯による内陸地震と考えられています。南海トラフ地震では強い揺れや、場所によっては津波への警戒も必要です。
八代市では耐震化が重要視されている
八代市は「建築物耐震改修促進計画」を策定し、
住宅の耐震化
公共施設の耐震化
民間建築物への支援
耐震診断の普及
などを進めています。
これは、市が「日奈久断層帯が位置し、大規模地震はいつ発生してもおかしくない」と認識しているためです。
八代市で行うべき地震対策
八代市では次の備えが重要です。
家具を固定する
住宅の耐震診断・耐震補強を行う
飲料水・食料を最低3日分、できれば1週間分備蓄する
モバイルバッテリーや懐中電灯を準備する
ハザードマップで避難場所や避難経路を確認する
家族との連絡方法を決めておく
液状化や土砂災害の危険区域を確認する
全国と比較すると
八代市の地震リスクを全国で比較すると、
北海道日本海側や中国地方の一部など比較的地震の少ない地域より高い
熊本市、宇城市、宇土市、氷川町などと同程度に警戒が必要
活断層型地震のリスクでは全国でも注意が必要な地域の一つ
と評価できます。
まとめ
八代市は、日本でも地震への備えが特に重要な地域の一つです。
その根拠は、
日奈久断層帯が市内・周辺を通っている
2016年熊本地震で大きな揺れと被害を経験した
歴史的にも1619年、1916年、1931年など被害地震が発生している
八代平野や八代海沿岸では軟弱地盤により揺れが増幅する可能性がある
八代市自身が耐震化や防災対策を重点的に進めている
という点にあります。
現在の科学では、「八代市でいつ大地震が起こるか」を正確に予測することはできません。しかし、過去の地震の実績や活断層の存在からみて、日頃から住宅の耐震化や備蓄、避難計画の確認などを進めておくことが非常に重要な地域であることは、公的機関の評価からも裏付けられています。
熊本県八代市は地震が多い?津波は大丈夫?
災害

コメント