犬のケージ・寝床が寒く、気温が低くなりやすい原因と、暖房を使っても暖まらない理由・具体的対策を、犬の体質・環境・飼育方法の観点から詳しく解説します。
※犬は人より床に近く、体感温度は人より常に低い点が重要です。
犬のケージ・寝床が寒くなる主な原因
① 床からの冷え(最大要因)
- フローリング・タイル・コンクリート床
- 冷気は下に溜まる
- 直置きケージは特に寒い
② 断熱性の低いケージ・寝床
- 金属製・プラスチック製は放熱しやすい
- 薄いマット1枚では不十分
- 冬用でないベッドを使用
③ 風・すきま風の影響
- エアコンの風が直撃
- 窓・ドア付近
- 人の動線上で空気が動く
④ 室温設定は「人基準」
- 人が快適=犬も快適ではない
- 子犬・老犬・小型犬は特に寒さに弱い
- 短毛犬・シングルコートは冷えやすい
⑤ 犬自身の体質・状態
- 体が小さいほど冷えやすい
- 病中・痩せ気味は保温力が低い
- 運動量が少ないと体温が上がらない
犬のケージ・寝床が寒い時のサイン
- 丸まって震える
- 寝床から出たがらない
- 鼻先・耳・肉球が冷たい
- 食欲や元気が落ちる
※これらは低体温の初期サインです。
犬のケージ・寝床が寒い時の基本対策
① 床から浮かせる(最優先)
- すのこ・台・クッション
- 厚手断熱マットを2層以上
- 冷気遮断が最も効果的
② 寝床の断熱を強化
- 冬用ベッド(縁付き・ドーム型)
- 毛布+フリース重ね
- 洗える素材で清潔維持
③ 風を完全に遮る
- ケージに布・カバーをかける(通気は確保)
- エアコン直風を避ける
- 窓・ドアから距離を取る
④ 室温の目安を見直す
- 成犬:20〜23℃
- 子犬・老犬:22〜25℃
- 湿度:40〜60%
※床付近は表示温度より2〜5℃低いことが多い
暖房を使っても暖まらない理由
- 暖気は天井に溜まる
- 床冷えが解消されていない
- ケージ内に暖気が入らない
- 風が暖気を吹き飛ばす
👉 部屋が暖かくても、犬の寝床は寒いままが非常に多いです。
暖房を使っても暖まらない時の対策(重要)
① ケージ内を「局所加温」
最も効果的
- ペット用パネルヒーター
- 低温設定のペットヒーター
- ベッドの半分だけ温める(逃げ場を作る)
⚠ 低温やけど防止必須
② 人工的な「巣」を作る
- ドーム型ベッド
- 段ボール外囲い+毛布
- 体温で内部が暖まる構造
③ 寝具の重ね方を工夫
下→上
- 断熱マット
- クッション
- フリース
- 毛布
※一番下が最重要
④ 電源不要の保温対策
- アルミ保温シート(直接触れさせない)
- 湯たんぽ(必ずタオルで包む)
- 使い捨てカイロ(直接不可)
⑤ 犬自身の保温
- 室内用犬服(締め付けない)
- 就寝前に軽い運動
- 食事量・栄養の見直し
犬種・状態別の寒さ注意度
| 分類 | 寒さ耐性 |
|---|---|
| 大型・ダブルコート | 比較的強い |
| 小型・短毛 | 弱い |
| 子犬・老犬 | 非常に弱い |
| 病中・痩せ | 非常に弱い |
NG対策(やってはいけない)
- 人用電気毛布の直接使用
- 高温ヒーターで密閉
- 濡れた寝具の放置
- 暖房の風を直接当てる
まとめ
- 寒さの最大原因は床冷えと風
- 暖房だけでは犬の寝床は暖まらない
- 最重要対策は
床断熱+局所加温+風遮断 - 犬が「自分で暑さ寒さを調整できる環境」を作る


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