Apple Watchが「発火」するというのは非常にまれですが、もしも本体から煙・火花・異常な熱が発生した場合は、**バッテリーの暴走(リチウムイオン電池の発熱・発火)**による危険な状態です。
安全確保を最優先に、次の手順で落ち着いて対処してください。
🔥 1. まず最優先は「身の安全」
Apple Watchは小型とはいえ、内部には高エネルギーのリチウムイオン電池が入っています。発火や爆発の恐れがあるため、手首につけたままの状態では絶対に慌てず、すぐに外す行動を取りましょう。
✅ すぐに行うべき行動
- すぐに腕から外す(やけどに注意)
- 火花・高温の場合、布・タオルなど越しに外す
- 直接触らない(やけど防止)
- 安全な場所に置く
- **不燃性の床(コンクリート・金属・タイル)**の上に置く
- 可燃物(布、紙、木製家具など)から離す
- 火が出ている場合
- 水をかけない!(リチウム電池は水と反応して危険)
- **消火器(粉末・二酸化炭素タイプ)**で消火
- 消火器がない場合は砂や土をかける
- 煙が出ている場合
- 吸い込まないように注意(有害ガスを含む)
- 窓を開けて換気
🧯 2. 鎮火後の対応
発火や異常加熱が収まった後も、内部に残留熱やガスがある可能性があります。
✅ やるべきこと
- Apple Watchを絶対に再び触らない/充電しない
- 完全に冷めてから耐火容器に移す(金属缶など)
- Appleサポートまたは消防・自治体に連絡
- Apple:事故状況を伝えると、安全な回収・交換対応を案内してくれます
⚡ 3. 発火の主な原因と予防策
Apple Watch自体は安全設計されていますが、以下のような条件下でリチウム電池が損傷し、熱暴走(発火)する可能性があります。
原因 | 詳細 | 予防策 |
---|---|---|
強い衝撃 | 落下・圧迫・水没後の内部損傷 | 落とさない・ぶつけない |
非純正充電器の使用 | 安全回路が働かず過電流・過熱 | 純正・MFi認証製品を使用 |
高温環境での充電・使用 | サウナ・炎天下・車内などで発熱 | 高温環境では使用・充電しない |
水濡れ後の充電 | 内部ショートの原因 | 完全に乾かしてから充電 |
バッテリー劣化や膨張 | 長期使用での劣化 | バッテリー膨張・異臭時は使用中止 |
🚨 4. 再発防止のための注意点
- 充電中は布やベッドの上に置かない(熱がこもる)
- 充電中に本体が熱くなったらすぐに外す
- バッテリーの膨張(画面が浮くなど)の兆候があれば使用をやめる
- 定期的にソフトウェア更新(過熱制御が改善される場合あり)
☎️ 5. 発火後にすべき連絡
- Appleサポート(公式サイトまたは電話)
→ 発火状況を伝えると、安全な引き取り・交換・調査対応を行ってくれる - 消防や自治体の危険物窓口
→ 廃棄や残骸の処理方法を指示してもらう
🧭 6. まとめ
状況 | 取るべき行動 |
---|---|
熱・煙が出た | すぐに外す・安全な場所に置く |
火が出た | 水NG、粉末消火器または砂で対応 |
鎮火後 | 再充電禁止・触らず冷ます |
その後 | Appleサポート・消防に連絡 |
再発防止 | 純正充電器使用・高温環境回避・衝撃防止 |
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