勝手にiOSがアップデートされることは「ある」といえますが、状況や設定によって意味合いが変わります。詳しく整理すると次の通りです。
1. 通常の個人利用のiPhoneの場合
- 自動アップデート機能
iPhoneには「自動アップデート」という設定があり、オンにしていると夜間に電源に接続&Wi-Fiに繋がっているときに、通知なしでダウンロード・インストールされることがあります【Apple公式】。- [設定] → [一般] → [ソフトウェアアップデート] → [自動アップデート] で確認可能。
- 「ダウンロードのみ」「インストールまで自動」など細かく設定できます。
- つまり「ユーザーが意図せず放置していたら勝手にアップデートされた」と感じるケースは、この自動設定が原因。
- 強制ではない
Appleは通常、ユーザーの許可なく強制的にアップデートを押し付けることはありません。設定をオフにしていれば自動で更新されることはなく、通知が来るだけになります。
2. 会社・学校から支給されたiPhone(監視/管理下のiPhone)の場合
- MDM(モバイルデバイス管理)による強制アップデート
企業や学校に「監視モード」で登録されたiPhoneは、管理者が遠隔でアップデートを配布・強制インストールできます【Apple公式:Supervised Devices】。- この場合、利用者が拒否できないケースがあります。
- セキュリティポリシーにより「特定のiOS以上でないと使えない」と強制されることもあります。
- 確認方法
- [設定] → 上部検索バーのすぐ下に「このiPhoneは管理/監視されています」と表示される
- または [設定] → [一般] → [VPNとデバイス管理] にプロファイルがある場合は管理下です。
3. 特殊なケース
- セキュリティ緊急パッチ(Rapid Security Response)
最近のiOSには「緊急セキュリティ対応」があり、通常のフルiOSアップデートとは別に、小さなセキュリティ修正が自動でインストールされることがあります。
ただしこれも設定でオフにできます。
まとめ
- 個人利用のiPhone → 設定次第で自動インストールされることがある。
- 会社・学校のiPhone → 管理者が強制できる。
- 完全にAppleが一方的に強制することは基本的にない。
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