iOSをアップデートした後に iPhoneが熱くなる(発熱する) のは、多くのユーザーが経験するトラブルです。特にアップデート直後は端末内部で多くの処理が走るため、一時的に高温になることがあります。ただし、長時間発熱が続く場合は別の原因や設定が関係していることもあります。ここでは原因と対策を詳しく解説します。
1. iOSアップデート後に発熱する主な原因
- バックグラウンドでの処理
- 写真やアプリの再インデックス化(Spotlight検索用)
- 写真や動画の解析(顔認識・分類など)
- iCloudとのデータ同期
- アプリの再最適化
- アップデート後にアプリが再度最適化されるため、CPU・GPUが一時的に高負荷。
- 設定や通信の不具合
- 一部のアプリがiOS新バージョンに最適化されておらず、暴走するケース。
- モバイル通信やWi-Fiの接続不良により、再接続を繰り返して熱を持つ。
- 環境要因
- 高温多湿の場所での利用。
- ケースが放熱を妨げている。
2. すぐ試せる対策・対処法
2-1. 再起動
- アップデート後に動作が不安定な場合、再起動で熱が落ち着くことがあります。
2-2. バックグラウンド更新を抑える
- 「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」をOFFまたは必要なアプリだけに限定。
2-3. 不要な位置情報サービスを停止
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」から、不要なアプリの位置情報を「許可しない」か「使用中のみ」に変更。
2-4. ネットワーク関連をリセット
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」。
- 通信不良で発熱している場合に有効。
2-5. ケースを外す
- 熱がこもっているだけの場合は、ケースを外すと放熱効果が高まります。
3. 発熱が続くときに試すこと
3-1. アプリの暴走確認
- 「設定」→「バッテリー」でアプリごとの使用状況を確認。
- 特定アプリが異常にバッテリーを消費していたら削除・再インストール。
3-2. iOSの最新バージョン確認
- Appleは発熱やバッテリー不具合を小数点アップデートで修正することが多いです。
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で確認。
3-3. すべての設定をリセット
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」→「すべての設定をリセット」。
- データは残りますが、設定が初期化され不具合が解消されることがあります。
3-4. 初期化と復元
- どうしても改善しない場合はバックアップを取ってから初期化。
- iCloudやPCから復元すると安定するケースがあります。
4. 使用時の注意点(予防策)
- アップデート直後の数時間~数日はインデックス作成や同期で発熱しやすい → 放置して充電しながら処理を完了させる。
- 高温環境(炎天下や充電中の布団の上)では使わない。
- 充電しながらゲームや動画視聴は避ける。
- アップデート直後に重い処理をせず、数時間は様子を見る。
まとめ
iOSアップデート後にiPhoneが熱くなった場合の基本対処は:
- 再起動
- バックグラウンド更新・位置情報の制限
- ネットワーク設定リセット
- ケースを外して放熱
- アプリの暴走チェック
- 最新iOSへアップデート
- 設定リセットや初期化
が効果的です。
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