国道と県道にはそれぞれ特徴がありますが、ツーリングやドライブの「楽しさ」「変化」「発見」を求めるのであれば、県道の方がオススメです。なぜ県道の方が魅力的なのか、国道との違いを踏まえて詳しく解説します。
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【1. 国道は「効率重視」の幹線道路】
国道は、全国の主要都市や交通の要所をつなぐために整備された効率重視の幹線道路です。そのため、以下のような特徴があります:
交通量が多く渋滞しやすい
特に幹線国道(例:国道1号、国道16号など)は通勤・物流トラックがひっきりなしに走り、混雑しがちです。
道路の構造が単調
信号が多く直線的、景観の変化も乏しい。運転していても刺激が少なく「作業感」を感じやすいルートが多いです。
沿道に大手チェーン店やコンビニが集中
利便性はありますが、全国どこでも同じような景色になりがちで、地域性や旅情が感じにくくなります。
このように、「目的地まで安全・速く移動する」ことに最適化された道路である一方、旅やツーリングの面白みに欠けることが少なくありません。
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【2. 県道は「生活密着型」で多様性がある】
一方、県道は各都道府県が管理する地域密着型の道路で、以下のような特徴があります:
自然豊かで景色の変化が大きい
山間部を縫うように走る道、川沿いの道、海岸線に沿った道などが多く、ドライブやツーリングで風景を楽しめる要素が豊富です。
人里や町並みの雰囲気を感じられる
古い商店街、地元の食堂、神社仏閣、農村の風景など、地域ごとの個性が道沿いに現れます。
交通量が少なく走りやすいことも多い
国道と比べて車が少ないため、のんびり走れるルートが多く、ツーリング向きです(ただし狭路や悪路もあるので注意は必要)。
「発見」が多い
地元ならではの名所、ローカルグルメ、穴場スポットなど、偶然の出会いが多いのも県道の魅力です。
こうした特徴から、旅を味わう、道そのものを楽しむという点では、県道の方が圧倒的に面白い体験ができるのです。
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【3. 県道ツーリング・ドライブの楽しみ方】
県道を走る際のコツや魅力の引き出し方を少し紹介します:
事前に地図や口コミを確認して「景色の良い道」「人気のない道」を選ぶとよい
峠道や林道のようなワイルドなルートも多く、走りごたえがある
小さな道の駅や農産物直売所で地元の特産品に出会える
観光地の「裏ルート」として、渋滞を避けて楽しむことも可能
もちろん、道幅が狭かったり、整備状況が悪い県道もあるので、下調べと安全運転が大前提ですが、それも含めて「冒険感」が楽しめます。
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【まとめ】
国道は便利で効率的だが、景色や体験に乏しい単調な道が多い
県道は地域性・自然・景観・文化が色濃く現れ、旅としての魅力が豊富
ツーリングやドライブで「走ること」自体を楽しみたい人には県道が最適
偶然の発見や、地元らしさとの出会いがあるのも県道ならではの魅力
つまり、「移動のための道」ではなく、「楽しむための道」として県道を選ぶことが、ツーリングやドライブの質を大きく高めてくれるのです。
【単調】国道はつまらねえ?ドライブやツーリングするなら県道を行くべし【水どうの藤村D】

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