【超危険】ニラとスイセンの見分け方は?【事故】

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ニラとスイセンは非常によく似ており、特に家庭菜園や野山で採取される場合に間違えやすいため、毎年中毒事故が発生しています。以下に、見分け方のポイントとなぜ食べてはいけないかについて、詳しく解説します。




■ ニラとスイセンの見分け方(詳述)

1. 匂いが決定的な違い

ニラ:強いニンニクやネギのような匂いがします。切ったり、揉んだりすると特に強く感じられます。

スイセン:無臭、もしくは微かに甘い花のような匂いがすることがありますが、ニラのような強い匂いはありません。


→迷ったら、葉を少しちぎって匂いを嗅ぐことが最も確実です。




2. 葉の形状と厚み

ニラ:柔らかくて平たい葉。葉の幅は広めで、色は濃い緑色。しなやかで折れやすい。

スイセン:葉がやや厚めで硬く、光沢があり、ニラよりも直立気味。先がとがっていて、全体にシャープな印象があります。





3. 成長時期や環境

ニラ:畑や庭先で栽培されていることが多く、春から秋にかけて生育します。多年草なので、同じ場所から毎年生えてくる。

スイセン:冬から春にかけて花が咲くことが多く、観賞用として花壇や道路わきに植えられているケースが多い。花がない時期に間違えやすいです。





4. 花が咲いた時の違い

ニラ:白い小さな花が多数咲きます。傘のように広がった形で咲く。

スイセン:黄色や白の華やかな花を咲かせる。中心部がラッパ状で、明らかに観賞用の見た目です。


※ただし、花が咲いていない時期が最も間違いやすいため、花での識別には限界があります。




■ なぜスイセンを食べてはいけないのか?

スイセンには**リコリン(lycorine)**という毒性成分が含まれており、摂取すると中毒を起こします。

中毒症状の例:

嘔吐

下痢

腹痛

発汗

めまい

重症時にはけいれん、昏睡なども


これらの症状は食後30分〜数時間以内に現れることが多く、場合によっては救急搬送が必要になることもあります。




■ 絶対にしてはいけないこと

見分けに自信がない植物を食用と判断して口にすること

他人にあげる・譲ること(家庭菜園などで混在しているケースもあります)





■ 結論:採って食べるのは「プロでも慎重にすべき」

ニラとスイセンは、見た目だけでは素人が見分けるのが難しいことがあります。山菜採りや家庭菜園でも、似たような草が生えてきたときは、「見た目が似てるけど匂いが違う」場合は絶対に食べないことが大切です。

**最も安全なのは、スーパーなどで販売されているものだけを使うこと。**命に関わる危険性があるため、安易に採取して食べないよう強く注意しましょう。

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