ETCカードを挿しているのにエラーが出る場合、カード自体・車載器・通信・登録情報など、いくつかの原因が考えられます。以下に【原因別】に対策と対処法を詳しく解説します。
【1】ETCカード側の原因
■ 原因1:有効期限切れ
ETCカードにはクレジットカードと同様に有効期限があります。
対処法:
- カード表面の「有効期限」を確認(例:05/25 → 2025年5月まで)
- 切れていたら発行元(クレジット会社)に問い合わせて再発行依頼
■ 原因2:ICチップの汚れ・破損
対処法:
- 柔らかい布でICチップ部分を優しく拭く
- 溝のある部分や端子が黒ずんでいたら要注意
- 拭いても改善しない場合はカードの交換が必要
■ 原因3:挿入ミス or カードの向きが逆
対処法:
- 奥まできちんと挿し込む
- 表裏・向きを間違えないよう確認
- 一度抜いて、正しい方向で再挿入
【2】車載器側の問題
■ 原因1:ETC機器の故障・誤作動
対処法:
- エンジンを切って再始動してみる
- カードを抜き差ししてもエラーが消えない場合、整備工場またはディーラーに相談
- 長年使用している機器なら寿命の可能性も
■ 原因2:電源が入っていない・接触不良
対処法:
- ETC機器のランプ表示(例:「ETC」「CARD」など)が点灯しているか確認
- 表示が無ければ電源が来ていない可能性 → ヒューズ切れや配線不良を点検
【3】セットアップ・登録情報の不備
■ 原因:ETCのセットアップ未完了、車両情報の不一致
対処法:
- ナンバー変更・車載器交換時には再セットアップが必要
- セットアップ済みか、販売店・整備工場で確認してもらう
【4】料金未払い・カード停止
■ 原因:ETCカードの利用停止や支払い滞納
対処法:
- クレジットカード会社に連絡し、支払い状況を確認
- 未払いによる利用停止やカード凍結があれば、解消後に利用可能になる
【5】高速道路でエラーになった場合の対応手順
- バーが開かない時は止まる
無理に突破せず、車を停止し、ハザードを点灯。 - 係員を呼ぶ
インターホンで事情を説明。通行券を渡される場合もある。 - 精算所で事情説明
出口で「ETCカードがエラーになった」と伝えれば、正しく対応してもらえます。
【予防のためにできること】
- 月に1度はETC機器とカードの点検
- 機器の異常音や変な表示がないか注意
- 車の買い替え・ナンバー変更時は再セットアップ必須
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