iPhoneで110番・119番・118番などの緊急通報ができない場合は、通常の電話トラブルとは少し違います。特に緊急時は、iPhoneの設定を直すことに時間を使いすぎず、別の電話・周囲の人・公衆電話など別手段で通報することを優先してください。
iPhoneで緊急通報できないときの対処法
1.まず「緊急電話」から直接かける
iPhoneがロックされていても、パスコード入力画面から緊急電話をかけられます。
ロック画面 →「緊急」→ 110・119・118などを入力 → 発信
という方法です。Appleも、ロック中のiPhoneから緊急電話を発信できると案内しています。
2.「SOS」「圏外」「検索中」と表示されていないか確認する
画面上部に、
- SOS
- 圏外
- 検索中
などと表示されている場合、通常の携帯電話ネットワークに接続できていない可能性があります。
まず、
設定 → 機内モード → オン → 15秒以上待つ → オフ
として、携帯電話ネットワークへの再接続を試します。Appleもこの方法を案内しています。
3.iPhoneを再起動する
一時的な通信障害なら、再起動によって携帯電話ネットワークを再認識することがあります。
ただし、本当に緊急の場合は再起動に時間をかけるより、別の電話から通報することを優先してください。
4.別の場所に移動する
山間部、地下、建物の奥、トンネルなどでは電波が届きにくいことがあります。
可能なら、
- 屋外へ出る
- 窓の近くへ移動する
- 高い場所へ移動する
- 建物の外へ出る
などを試します。
ただし、災害や事故などで移動自体が危険な場合は、無理に移動しないでください。
5.「SOS」表示でも緊急通報できる場合がある
ここは重要です。
iPhoneの画面に**「SOS」**と表示されている場合でも、必ずしも緊急通報が完全に不可能という意味ではありません。
Appleによると、契約している通信事業者のネットワークが利用できない場合、iPhoneは利用可能な他のネットワークを通じて緊急電話を発信しようとすることがあります。
そのため、緊急時は「SOSだから電話できない」と決めつけず、実際に110・119などへの発信を試すことが重要です。
6.iPhone 14以降なら衛星経由の緊急SOSも確認
対応するiPhone 14以降では、携帯電話やWi-Fiの電波がない状況でも、条件を満たせば衛星経由の緊急SOSを利用できる場合があります。
ただし、利用できる地域や条件があります。
また、通常の110・119への音声通話と同じものではなく、衛星通信を利用して緊急通報サービスに必要な情報を送る仕組みです。
7.SIM・eSIMの状態を確認する
突然電話できなくなった場合は、
- SIMカードが認識されていない
- eSIMが無効になっている
- 回線契約に問題がある
- 通信障害が発生している
なども考えられます。
通常の電話やモバイル通信も利用できない場合は、通信事業者側の問題も疑います。
8.iOSをアップデートする
通常の通信機能に問題が続く場合は、
設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート
からiOSを確認します。
ただし、緊急時にアップデートを始めるのは避けてください。通報を最優先にしましょう。
緊急SOSを使う方法
iPhoneでは、緊急SOSを使って緊急通報サービスに電話をかけることができます。
対応するiPhoneでは、
サイドボタン+音量ボタンを同時に長押し
して緊急SOSを開始できます。
また、設定によってはサイドボタンを素早く5回押して通報することもできます。
設定は、
設定 → 緊急SOS
から確認できます。
9.別の電話を使う
これは非常に重要です。
iPhoneから通報できない場合、
- 家族のスマートフォン
- 同僚・友人のスマートフォン
- 近くにいる人の携帯電話
- 店舗や施設の電話
- 公衆電話
など、別の通信手段を使ってください。
緊急時には「iPhoneを直してから通報しよう」と考えないことが大切です。
10.近くの人に助けを求める
自分のiPhoneだけが通話できない場合でも、周囲の人のスマートフォンが使える可能性があります。
声を出せる状況なら、
「119番をお願いします」
「110番をお願いします」
など、具体的に依頼しましょう。
事故や病気で自分で電話できない場合にも有効です。
症状別の原因
| 状況 | 考えられる原因 |
|---|---|
| 「圏外」と表示される | 電波・通信障害・SIM/eSIM |
| 「検索中」と表示される | 携帯電話ネットワークへの接続不良 |
| 「SOS」と表示される | 通常の携帯ネットワークに接続できていない |
| 通常の電話もできない | 回線・SIM・電波など |
| 特定の場所だけ通報できない | 電波状況の可能性 |
| iPhoneを落としてからできない | 本体故障の可能性 |
| 水濡れ後からできない | 本体故障の可能性 |
| 緊急SOSだけ使えない | 設定・通信環境などを確認 |
| 画面が操作できない | ハードウェア・iOSの問題の可能性 |
最短で対処するなら
緊急ではない場合
① 「SOS・圏外・検索中」を確認
↓
② 機内モードを15秒以上オン→オフ
↓
③ iPhoneを再起動
↓
④ 別の場所で試す
↓
⑤ SIM/eSIM・通信事業者を確認
↓
⑥ iOSをアップデート
という順番がおすすめです。
本当に緊急の場合
iPhoneの復旧を優先しないでください。
① 110・119・118への発信を試す
② 緊急SOSを試す
③ 別のスマートフォンから通報
④ 周囲の人に通報を依頼
⑤ 公衆電話・施設の電話などを利用
というように、別の手段にすぐ切り替えるのが重要です。
なお、誤って緊急通報してしまった場合も、勝手に電話を切るのではなく、オペレーターにつながったら「間違いでした」と伝えるのが適切です。Appleもこの対応を案内しています。

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