授乳室が寒く感じやすいのは、赤ちゃんの安全・衛生・換気を最優先した設計が理由です。
ただし「赤ちゃんがいる空間」で寒さは体調不良・授乳トラブルの原因になるため、対策はとても重要です。
ここでは
①寒くなる原因 → ②すぐできる対策(利用者側) → ③暖房を使っても暖まらない時の根本対策(施設側) → ④赤ちゃん・授乳特有の注意点
の順で詳しく解説します。
① 授乳室が寒く気温が低い主な原因
1. 換気が強く常時稼働している
- 感染症・臭気・湿気対策で24時間換気
- 冬は外の冷気がそのまま流入
- 暖房を入れても暖気が排出されやすい
2. フロアの端・外気に近い位置に設置されやすい
- 商業施設・公共施設では隅に配置
- 隣が非常口・廊下・非暖房エリア
3. 天井が高く、空間が広め
- ベビーカー対応・圧迫感軽減
- 暖気が天井に溜まりやすい
4. 床・壁が冷えやすい構造
- 防水・清掃重視の床材
- 断熱が弱く足元が冷たい
5. 暖房が弱めに設定されている
- 赤ちゃんの乾燥・脱水防止
- のぼせ防止のため出力抑制
② 授乳室が寒い時にすぐできる対策(利用者側)
1. 上着・羽織りは必ず持ち込む
- 授乳ケープ
- カーディガン・ストール
- 赤ちゃん用の薄手ブランケット
👉 授乳中は体温が下がりやすい
2. 赤ちゃんの足元・背中を重点保温
- 足先・お腹・背中
- 直接冷たい椅子や床に触れさせない
3. ママの腹部・腰・首を冷やさない
- 腹巻き・インナー
- 首元を覆うと体感温度が上がる
4. 利用時間を短くまとめる
- 準備を外で済ませる
- 授乳後はすぐ暖かい場所へ
③ 暖房を使っても暖まらない時の原因と対策(施設・管理側)
原因① 換気と暖房が同時に最大稼働
暖めてもすぐ排気
対策
- 熱交換型換気扇
- 人感センサーで換気量制御
- 授乳中は換気を弱めるモード
原因② 暖気が天井に溜まり足元が冷たい
赤ちゃんは床に近い位置
対策
- 天井ファン・サーキュレーター
- 壁掛け暖房+下向き送風
- 輻射式パネルヒーター
原因③ 入口・ドアから冷気が侵入
開閉頻度が高い
対策
- 断熱ドア
- 自動ドアの閉鎖速度調整
- 透明ビニールカーテン(視認性配慮)
原因④ 床・壁・窓の断熱不足
建物自体が冷え切っている
対策
- 内窓・断熱フィルム
- 床下断熱追加
- クッションマット(管理設置)
原因⑤ 暖房方式が授乳室に不向き
空気を暖めるだけでは不十分
対策
- 輻射式(パネル)暖房
- 低温・人感センサー暖房
- ベンチ・授乳スペース局所暖房
④ 授乳室特有の冷えリスクと注意点
赤ちゃんへの影響
- 体温低下
- ミルク飲みが悪くなる
- ぐずり・睡眠リズム乱れ
ママへの影響
- 母乳分泌低下
- 腹痛・冷え・体調不良
- 授乳ストレス増加
👉 「少し寒い」は赤ちゃんには大きな負担
⑤ まとめ(重要ポイント)
- 授乳室が寒いのは
強制換気 × 安全配慮 × 断熱不足 - 暖房を強くするだけでは解決しない
- 利用者側は
羽織り・ブランケット・短時間利用 - 施設側は
換気制御+輻射暖房+床断熱 - 冷え対策は赤ちゃんの安全対策そのもの


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