【今さら聞けない】日経平均とは?高い方がいいの?【株価・NISA】

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「日経平均株価(日経225)」の仕組み・算出方法・歴史・特徴・投資への影響まで、総合的にわかりやすく解説します。




🧭 日経平均株価とは

日経平均株価(Nikkei 225)は、日本の株式市場を代表する株価指数のひとつで、
「東京証券取引所プライム市場」に上場している225銘柄の平均株価を示すものです。

> 英語では “Nikkei Stock Average” や “Nikkei 225” と呼ばれます。
アメリカでの「ダウ平均株価(Dow Jones Industrial Average)」に相当する存在です。






🧮 算出方法(どのように作られているか)

1️⃣ 構成銘柄

日本経済新聞社が選定する225社の株式。

原則として業種バランスや流動性を考慮して選ばれます。

大企業・代表的企業が中心。
例:トヨタ自動車、ソニーグループ、三菱UFJ銀行、ファーストリテイリング(ユニクロ)、NTT など。


2️⃣ 平均の取り方

**単純平均株価方式(修正平均)**を採用。

各銘柄の株価を単純に足して、**「除数(divisor)」**で割ることで算出。


式:

日経平均株価 = \frac{\text{225銘柄の株価の合計}}{\text{除数}}

※除数は、株式分割・統合・銘柄入れ替えなどによる影響を補正するために、
日本経済新聞社が調整して維持しています。




🕰️ 歴史と背景

年 出来事

1949年(昭和24年) 終値平均株価として算出開始。基準日は9月7日。初値は176円21銭。
1989年(平成元年) バブル期に史上最高値 38,915円87銭(12月29日) を記録。
2008年 リーマンショックで7,000円台に下落。
2012〜2015年 アベノミクスで2万円台を回復。
2021年以降 日銀の金融政策・円安・半導体関連株上昇などで3万円台へ。
2024〜2025年 史上最高値更新(4万円台突破)し、日本株市場が再び注目。





🧩 日経平均の特徴と問題点

✅ メリット

日本経済の代表的な指標として世界的に有名。

長期的なトレンド(景気拡大・後退)を読み取りやすい。

多くの投資信託・ETF(日経平均連動型)が存在し、投資しやすい。


⚠️ デメリット・注意点

株価の高い企業ほど指数に与える影響が大きい(価格加重平均の欠点)。

例:ファーストリテイリングや東京エレクトロンなど、高株価の銘柄の値動きで全体が動きやすい。


株価総額(時価総額)で加重していないため、実体経済との乖離が起こることもある。





📊 日経平均とTOPIX(東証株価指数)の違い

指標 対象銘柄 算出方式 特徴

日経平均株価 選定225銘柄 株価平均(価格加重平均) ダウ平均型。高株価銘柄の影響が大きい。
TOPIX 東証プライム全銘柄 時価総額加重平均 実際の市場規模をより反映。


> → 一般的に「日本株全体の動き」を見るならTOPIX、
「代表的な銘柄の動き・ニュースで取り上げられる指数」を見るなら日経平均が使われます。






💹 投資との関係

日経平均連動ETF(例:日経225連動型上場投資信託:1321など)を通じて、簡単に投資可能。

日経平均先物取引やオプション取引も盛んで、機関投資家のヘッジや投機に使われる。

経済ニュース・政治イベント(金融政策・為替・企業決算)で日経平均が大きく動く。





🌏 国際的な位置づけ

指数 国 構成銘柄数 方式

ダウ平均株価 アメリカ 30銘柄 価格加重平均
S&P500 アメリカ 500銘柄 時価総額加重
DAX ドイツ 約40銘柄 時価総額加重
日経平均株価 日本 225銘柄 価格加重平均


> 日本の経済規模や株式市場の代表として、海外投資家の売買判断にもよく使われます。






📖 まとめ

項目 内容

正式名称 日経平均株価(Nikkei Stock Average)
算出開始 1949年
管理者 日本経済新聞社
構成銘柄 東証プライム上場の225銘柄
算出方法 価格加重平均(修正平均)
特徴 高株価銘柄の影響が大きい、日本を代表する株価指数
投資手段 ETF、先物、CFDなど
比較対象 TOPIX(時価総額加重指数)

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