【治験】プラシーボ効果とプラセボ効果どちらが正しいの言い方?【偽薬】

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日本語では「プラセボ」が一般的・標準的に使われる一方で、「プラシーボ」も英語の発音を反映した形として見かける、というのが実情です。以下で理由をやさしく丁寧に説明します。

1) 語源と原語の発音

元はラテン語/英語の placebo(発音の英語表記は /pləˈsiːboʊ/)。英語では “ce” の部分が /siː/(シーに近い長い音)なので、英語発音に忠実に写すと 「プラシーボ(プラシー◯)」 に近くなります。


2) 日本語の表記の慣習(なぜ「プラセボ」が多いか)

日本語への外来語転写は「音をそのままカタカナにする」だけでなく、歴史的・慣用的な表記規則や医学文献での定着が影響します。

実際には医療・研究分野や一般のメディアで長く使われてきたのが 「プラセボ」 で、これが慣用表記・定着した結果、辞書や論文、教科書でも「プラセボ効果」と表記されることが多くなっています。

発音としては日本語話者は自然に短母音で「プラセボ([pɯɾasebo] のように)」と言うことが多いです。


3) 「正しさ」はどう判断するか

「言語的に正しいか」は ①語源・発音の再現性 と ②その言葉が日本語としてどう定着しているか の両面で判断します。

発音再現の観点 → プラシーボ の方が英語に近い(/siː/ → シー)。

日本語の慣用表記の観点 → プラセボ が一般的で標準的に受け入れられている。


したがって「どちらが正しいか?」に対しては 「場面による」 が実際的な答えです。


4) 実務上のおすすめ

学術論文・医療関連・公式文書を書くときは:一般に受け入れられている表記である 「プラセボ(効果)」 を使うことを推奨します。読み手に違和感が少なく、検索や参考文献の一致もしやすいからです。

英語の発音を強調したい・カジュアルな場面では:「プラシーボ」 と言っても意味は通じます(ただしやや音声的に英語寄りの印象になります)。

発音メモ:「プラセボ」と「プラシーボ」はどちらも通じるが、医療文献では「プラセボ」が安定している、という点を押さえておくと安心です。


5) 付記(専門的に調べたければ)

もし辞書や医学論文での表記例・出現頻度を確かめたいなら、主要な国語辞典や医学雑誌の用例を確認して具体的な裏取り(どの辞書でどちらが載っているか、PubMedなどの表記頻度)をお見せできます。必要なら調べてリストにできますが、その場合は出典を探すので確認作業を行います(やってほしい場合は知らせてください)。





まとめ:日常・研究ともに**「プラセボ(効果)」**を使うのが無難。英語発音を反映したい場面では「プラシーボ」も間違いではない、というのが実務的な結論です。

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