「北海道は大阪よりも暑いかどうか?」という問いに対して、
**基本的な答えは「いいえ、北海道は大阪より暑くありません」**です。
ただし、気象条件によっては例外的に北海道の一部が大阪より暑くなる日もあります。
以下で、気温のデータや特徴を詳しく比較しながら解説します。
1. 年間平均気温の比較
地域 |
年間平均気温(平年値) |
札幌(北海道) |
約9.5℃ |
帯広(北海道) |
約7.5℃ |
大阪市(大阪府) |
約17.5℃ |
- 大阪は北海道より年間で約8℃も暖かい。
- 冬は特に差が大きく、北海道は厳しい寒さになるのに対し大阪は温暖。
2. 夏の最高気温の比較
地域 |
夏の最高気温の傾向 |
熱帯夜の発生 |
札幌 |
28〜32℃程度、内陸部で35℃超も稀にある |
ほぼなし(0〜3日程度) |
帯広・旭川 |
30〜35℃、夏の猛暑日は少ない |
ほぼなし |
大阪 |
35〜38℃が連日続くことも多い |
熱帯夜(25℃以上)が30〜50日以上発生 |
- 大阪は猛暑日が多く、夜も気温が高い(熱帯夜が多い)。
- 北海道は猛暑日は少なく、夜は涼しいため体感的にも快適。
3. 湿度と体感温度の違い
地域 |
湿度 |
体感的な暑さ |
北海道 |
比較的低い(乾燥傾向) |
カラッとした暑さで比較的過ごしやすい |
大阪 |
高湿度 |
蒸し暑く不快感が強い、熱中症リスクも高い |
- 大阪の蒸し暑さは北海道の暑さより体に負担がかかりやすい。
4. 一時的に北海道が大阪より暑くなる例外
- 2019年5月26日に北海道佐呂間町で39.5℃を記録し、同日の大阪(約32〜33℃)を上回った例がある。
- これはフェーン現象や特別な気象条件によるもので、非常に稀。
5. 暑さの持続性・猛暑日の数
地域 |
真夏日(30℃超)日数 |
猛暑日(35℃超)日数 |
札幌 |
約10〜20日 |
ごくわずか |
大阪 |
約50日以上 |
10〜20日以上 |
- 大阪は猛暑日が多く、夏の暑さが長期間続く。北海道は暑さが続かず夜は涼しい。
◆ まとめ
比較項目 |
北海道 |
大阪 |
コメント |
年平均気温 |
約7〜10℃低い |
高い |
大阪が圧倒的に暖かい |
夏の最高気温 |
たまに35℃超 |
毎年35℃超多数 |
大阪の方が暑い |
熱帯夜 |
ほぼなし |
多い(30〜50日) |
大阪が不快 |
湿度 |
低い(乾燥) |
高い(蒸し暑い) |
大阪の方が体感暑い |
一時的な最高気温 |
稀に大阪超える日あり |
毎年猛暑日多数 |
例外的 |
◆ 結論
- 北海道は基本的に大阪よりも涼しい。
- 夏の暑さも大阪の猛暑と比べて短期間で、湿度も低いため過ごしやすい。
- ただし、稀に北海道の内陸部が大阪より暑くなる日もあるが、例外的な現象。
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