【しにそう】車中泊で車がメチャメチャ暑いのは何故？原因と暑さ対策【湿度・猛暑・酷暑・熱中症・日差し・温暖化】

車中泊中の車が「かなり暑くなる」原因は、車という密閉空間の構造や周囲の環境条件によるものです。以下に原因と対策を詳しく解説します。

🔥【車中泊中の車が暑くなる原因】

1. 車内が密閉された空間であるため

• 車の窓は通常ガラス製で、赤外線（熱）を通しやすく、入ってきた熱が逃げにくい。
• 密閉性が高いため、熱がこもりやすく、通気が悪い。

2. 太陽光による「温室効果」

• 昼間は特に、直射日光が車の窓から差し込み、車内の温度を急上昇させる。
• ガラスを通過した太陽光は物に吸収され、再放射された赤外線が車外に逃げにくくなる。

3. エンジンを切るとエアコンが止まる

• エンジン停止中は送風や冷却ができず、車内温度が一気に上昇。
• 夜間も外気温が高ければ、放熱が十分にできない。

4. 路面や周囲からの照り返し

• アスファルトやコンクリートの熱が車体や車内に影響を及ぼす。
• 特に都市部や駐車場では「ヒートアイランド現象」の影響も。

✅【暑さ対策】

【A. 遮熱・断熱の工夫】

1. サンシェードや遮光カーテンを使う

• 全ての窓にサンシェードを設置すると、直射日光と熱の侵入をかなり抑えられる。
• アルミ素材のものが最も効果的。

2. 断熱マットやアルミシートを使う

• 床や天井、窓に断熱素材を使用することで外気温の影響を減少。
• DIYで設置できるキットもある。

【B. 通気性の確保】

1. 網戸（バグネット）＋窓開け

• サイドウィンドウやリアウィンドウを少し開けて、網戸で虫の侵入を防ぐ。
• 車内の空気がこもらず、風が通るだけで体感温度が大きく下がる。

2. ベンチレーターや小型換気扇を設置

• シガーソケット給電式やソーラー式の換気ファンを取り付けて空気を入れ替える。
• 屋根にベンチレーター（換気口）を付けるとより効果的。

【C. 駐車場所の工夫】

1. 日陰や風通しのよい場所を選ぶ

• 木陰、建物の影、川沿いなど。
• 特に午後～夕方の日差しを防げる方角（西日）に注意。

2. 標高の高い場所に移動

• 標高が100m上がると気温が約0.6℃下がると言われる。
• 山間部や高原の道の駅、キャンプ場などは快適。

【D. 冷却グッズの活用】

1. ポータブル冷風扇やミニエアコン

• 車載用バッテリーで駆動する冷風機。
• 冷却能力は家庭用には劣るが、濡れタオル併用で効果アップ。

2. 保冷剤・冷却ジェルマット・冷感シーツ

• 寝具に保冷材を忍ばせたり、冷感素材のマットを使う。
• 冷却タオルや氷まくらも効果的。

3. 携帯用扇風機＋保冷スプレー

• 首掛け型やクリップ式ファンを併用。
• 冷感スプレーを衣類やシーツに使うとかなり快適。

【E. その他】

1. 服装の工夫

• 吸汗速乾素材や接触冷感素材の衣類を選ぶ。
• 素肌をなるべく出して、風を通しやすく。

2. 水分補給と塩分補給

• 熱中症対策としてこまめな水分・塩分補給は必須。
• スポーツドリンクや経口補水液を用意。

🔚【まとめ】