ギャンブルにおける「サンクコスト(埋没費用)」について詳しく解説しますね。
サンクコストとは?
サンクコストとは、すでに支払ってしまい取り戻せない費用のことを指します。たとえば、ギャンブルで使ったお金や時間など、過去に投資してしまったけれども回収不可能なものがこれにあたります。
ギャンブルにおけるサンクコストの具体例
- 既に使ってしまった賭け金
例えばパチンコで1万円使ったが当たらなかった。この1万円は戻ってこない「サンクコスト」です。 - 時間や労力
何時間も店に通って遊んだ時間や体力も投資したけれど、これも回収できません。
サンクコストの心理的影響
人はこの「すでに投資したもの」を無駄にしたくないという心理が働きます。これを「サンクコストの誤謬(ごびゅう)」と呼びます。
- 例:1万円使って全然当たらないのに、「もう少し遊べば取り返せるかも」とさらにお金を使い続けてしまう。
- 実際には、過去の支出は戻らないので、今後の判断は「これから使うお金や時間の価値」で考えるべきですが、心理的には「せっかく使ったのに…」という気持ちで冷静さを失いやすい。
ギャンブルでサンクコストに注意すべき理由
- 損失の拡大
サンクコストに囚われると、負けを取り返そうとさらに大きな賭けをしてしまい、損失が膨らむ。 - 冷静な判断を妨げる
「もう少しで当たるかも」と無理に続けてしまい、本来やめるべきタイミングを逃す。 - 依存症リスクの増加
サンクコストの心理が強いとギャンブル依存に陥りやすい。
サンクコストの考え方を改善するためには?
- 過去の投資は切り離して考える
「もう使ってしまったお金は戻らない。これからの判断は今の状況だけで決める」と意識する。 - 損切りのルールを持つ
例えば「今日は〇〇円負けたらやめる」と決めて、それ以上は追わない。 - 冷静な自制心を養う
ギャンブルに熱くなった時は一度休憩して気持ちをリセットする。
まとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
サンクコストとは | すでに支払って戻らない費用や時間のこと |
ギャンブルでの例 | 既に使った賭け金や費やした時間 |
心理的影響 | 無駄にしたくない気持ちが判断を誤らせ、さらに損失を拡大する原因になる |
注意すべき理由 | 損失拡大、冷静な判断妨害、依存症リスク増 |
改善方法 | 過去の投資を切り離す、損切りルールを作る、冷静な自制心を持つ |
ギャンブルで勝つためには「サンクコストに囚われず、今と未来の状況だけを見て冷静に判断すること」が非常に重要です。
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