パチンコ店で使うICカード（プリペイドカード、会員カード、貯玉カード等）に残っている残高や貯玉の精算（清算）は、基本的に当日中に行うのが原則**とされています。これには明確な理由と、注意すべき重要なポイントがあります。以下で詳しく解説します。
✅ 結論：ICカードの「現金残高（貸玉ポイント）」の精算は原則“当日限り”
- パチンコ店で使用されているICカードにチャージされたお金（現金→玉に変えるための貸玉ポイント）は、当日中に清算しなければ無効になる可能性があります。
- 多くの店舗で、精算機の近くやカウンターに「貸玉の清算は当日限り」という表示があるのはこのためです。
🎟️ そもそもICカードとは何か？
主に2種類に分類されます：
| カードの種類 | 内容 | 精算期限 |
|---|---|---|
| 一時利用カード（非会員） | 一時的に玉・メダルを借りるためのカード | 原則 当日限り |
| 会員カード（貯玉・再プレイ用） | 登録制、残高を長期保管可能 | 店舗によって異なるが有効期限あり（数ヶ月～1年） |
🔍 なぜ当日限りなのか？
▶ 1. 風営法の規制による建前
- パチンコ業界は**風俗営業法（風営法）**によって厳しく規制されており、「現金の直接的な返金」は禁止されています。
- 店舗側は「貸玉・貸メダルの販売サービス」を行っているに過ぎず、購入後に現金で返金することは“違法に近い”行為とされます。
→ よって、当日中に使い切る or 精算することが求められるのです。
▶ 2. 不正防止・管理上の理由
- ICカードを長期間持ち帰られると、システムのトラブルや不正利用のリスクが上がるため、店舗側は**「当日中に処理してください」**と促します。
- 長期間未清算の残高が大量に残ると、会計処理や内部管理も煩雑になります。
🔄 清算方法（一般的な手順）
- 遊技台でカードを抜く（または台間機に挿したまま清算ボタンを押す）
- 店内の**精算機（清算機）**に挿入
- 残っている貸玉ポイント分の現金を受け取る（またはキャンセルレシートが出る）
⚠ 清算機が混雑している場合、当日中に処理できなければ残高が失効してしまうこともあります。
🚫 翌日以降に清算できない場合の具体的なリスク
| 状況 | リスク |
|---|---|
| ICカード紛失 | 再発行や返金は不可（非会員の場合） |
| 翌日持参 | 「当日限り」と明記されていると拒否される可能性大 |
| 端数残高 | 数百円でも無効になる。レシートも使えないことが多い |
✅ 会員カード（貯玉）は別：有効期限あり
- 会員登録して発行されるカード（貯玉カード・再プレイカード）は、残高が一定期間保持されるため、当日清算の必要はありません。
- ただし、最終利用日から半年などで無効になる店舗もありますので、放置には注意。
📌 まとめ
| 項目 | 一時ICカード（非会員） | 会員カード（貯玉） |
|---|---|---|
| 精算期限 | 基本当日限り | 数ヶ月〜1年が一般的 |
| 翌日以降の精算 | 原則不可 | 可能（有効期限に注意） |
| 紛失時 | 基本的に無効・補償なし | 再発行可能（身分証要） |
🎯 対策
- 🔸 遊技を終えたら必ず精算機で残高を確認・清算
- 🔸 非会員カードのまま帰らない（最悪、残高を失います）
- 🔸 頻繁に通う場合は会員登録して貯玉管理が便利かつ安全
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