潤滑用のローションが服に付いてしまった場合、洗濯機で落ちるかどうかは成分によって異なります。ただし、一般的な潤滑ローションであれば、正しい手順で洗えばほとんどの場合、洗濯機で落とすことが可能です。以下に詳しく解説します。
■ 潤滑ローションの主な種類と落ちやすさ
潤滑ローションには大きく分けて以下の3タイプがあります:
1. 水溶性タイプ(多くの市販品がこれ)
- 水で簡単に溶けるため、洗濯機でも比較的落ちやすい
- 洗剤と一緒に通常の洗濯コースで洗えば、跡が残ることは少ない
2. シリコン系タイプ
- 水を弾くため、落ちにくい
- 洗濯機だけでは落ちにくく、事前に処理が必要
- 油に近い性質のため、食器用洗剤などで部分洗いがおすすめ
3. オイル系タイプ(天然由来や高保湿タイプに多い)
- 非常に落ちにくい
- 洗剤を使っても落としきれないことがあり、しつこい油ジミになる可能性
- クリーニング店に依頼するのが安心なケースも
■ 洗濯機で落とすための前処理の方法
ローションの種類を問わず、洗濯機に入れる前に軽く下処理をすることで、落ちやすくなります。
ステップ1:ティッシュや布で余分なローションを拭き取る
べったり付いている場合は、こすらずに「押し取る」のがコツ。
ステップ2:食器用中性洗剤をつけて軽くもみ洗い
油汚れに強い台所用洗剤(中性)を少量つけて、指先でやさしくもみこむ。
ステップ3:ぬるま湯で軽くすすぐ
冷水よりも**ぬるま湯(30~40℃)**が有効。水溶性ローションはこの時点でかなり落ちます。
ステップ4:洗濯機で通常通りに洗う
前処理後に洗濯機に入れて、いつも通りのコースで洗います。できれば**温水コース(40℃)**が望ましい。
■ 注意点とアドバイス
- 乾燥機を使う前に汚れが落ちたか確認:ローション汚れが残ったまま乾燥すると、熱で定着してしまう可能性があります。
- 落ちにくい場合は、再度前処理をしてから洗い直す。
- 白物や色物によってはシミになることもあるため、早めの対処がベスト。
■ まとめ
潤滑用のローションは、種類によってはそのまま洗濯機で落ちますが、前処理を加えることで確実にきれいになります。特にシリコン系やオイル系は落ちにくいため、中性洗剤でのもみ洗いが有効です。早めに処理すれば、服をダメにすることなく対処できます。
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