へそにたまるゴマ(汚れ)を放置すると、皮膚のトラブルや感染症を引き起こす可能性があります。以下のような影響が考えられます。
1. へその黒ずみ(色素沈着)
へそゴマには皮脂や角質が含まれており、時間が経つと酸化して黒ずみます。特に、長期間放置すると皮膚に色素沈着を起こし、へそが黒く汚れたように見えることがあります。
2. へその悪臭
へそのくぼみは通気性が悪く、皮脂や汗がたまりやすい場所です。放置すると雑菌が繁殖し、嫌な臭いを発生させます。特に汗をかきやすい夏場や運動後は臭いが強くなりやすいです。
3. へそ炎(臍炎:さいえん)
へそゴマが蓄積すると雑菌の温床となり、皮膚に炎症を起こすことがあります。これを**臍炎(さいえん)**といい、次のような症状が現れます。
へそ周囲の 赤みや腫れ
かゆみや痛み
黄色や白っぽい膿 が出ることもある
特に、強くこすって無理に取ろうとすると皮膚が傷つき、細菌感染のリスクが高まります。
4. 臍周囲膿瘍(さいしゅういのうよう)
炎症が悪化すると、へその奥で細菌が繁殖し 膿(うみ)がたまる膿瘍(のうよう) になることがあります。これは、膿がへその奥にたまり、腫れや強い痛みを伴う状態です。ひどい場合は皮膚科や外科で膿を排出する処置が必要になります。
5. 臍石(さいせき)の形成
長期間放置されたへそゴマは固まって**「臍石(へその石)」**と呼ばれる状態になることがあります。これは、皮脂や垢がへその奥で硬くなり、黒い石のようになったものです。臍石は自分では取れないことが多く、病院で除去が必要になります。
6. へその内部感染(臍窩感染:さいかかんせん)
まれに、へその奥で細菌が繁殖し、体の内部に感染が広がることがあります。特に、糖尿病や免疫力が低下している人 は、傷口から感染が進行しやすく、発熱や強い痛みを伴うこともあります。重症化すると抗生物質の投与や、外科的な処置が必要になります。
へそゴマを安全に処理する方法
1. 無理に取らない
→ 無理にこすると皮膚が傷つき、炎症や感染の原因になる
2. オイルを使う
→ ベビーオイルやオリーブオイルを綿棒につけて優しく拭く
3. 入浴時にやさしく洗う
→ 指やガーゼで軽くこするだけで十分(ゴシゴシ洗わない)
4. 臭いや炎症がある場合は病院へ
→ 臍炎や膿が出る場合は、皮膚科や外科を受診
まとめ
へそゴマを放置すると、黒ずみや悪臭、炎症、感染症などのリスクが高まります。普段から適切なケアを行い、清潔な状態を保つことが重要です。
へそのゴマを掃除せずに溜めてるとどうなっちゃうの?
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