【ゴシップ】文春は訴訟を抱えているが読者が多いから潰れない…？【週刊新潮・週刊現代・ポスト】

情報週刊誌のゴシップ記事は、時に名誉毀損やプライバシー侵害として訴訟問題に発展します。週刊文春も例外ではなく、過去に何件も訴訟を抱えています。しかし、それでも廃刊することなく存続し続けています。その理由について詳しく解説します。

1. 訴訟を抱えても読者が減らない

ゴシップ記事には常に一定の読者がいます。訴訟沙汰になっても、**「本当のことを書いたから訴えられたのでは？」**と考える読者も多く、逆に信頼感を高めることすらあります。

特に週刊文春は「文春砲」とも呼ばれるように、過去にスクープを連発してきた実績があるため、「週刊文春が報じるなら信ぴょう性が高い」と考える読者も多いのです。

情報週刊誌が訴えられると、そのこと自体がニュースになります。すると、「一体どんな記事だったのか？」と興味を持つ人が増え、結果的に雑誌の売上やサイトのアクセス数が増えることがあります。

例えば、ある芸能人が名誉毀損で訴えたとしても、「事実無根ならばなぜここまで激しく反応するのか？」と勘ぐる人も出てくるため、話題性が高まり、より多くの人が記事を読むのです。

週刊文春のような週刊誌は、紙媒体の販売だけでなく、電子版やサブスクリプションサービス（定額読み放題）など、多様な収益源を確保しています。そのため、仮に訴訟で損害賠償が発生したとしても、それをカバーできるだけの売上があるのです。

特に大スクープを掲載した際には、一時的に販売部数が急増するため、訴訟費用すらその売上でまかなえるケースもあります。

情報週刊誌は、訴訟リスクを事業の一部として想定しており、法務部門を強化し、訴訟対策費を予算に組み込んでいる場合が多いです。つまり、たとえ訴えられても、それが直ちに経営破綻につながるわけではありません。

また、多くの裁判では、和解によって比較的軽い損害賠償額で済むことが多く、莫大な賠償金を支払うケースはそれほど多くありません。

情報週刊誌はゴシップだけでなく、政治家の汚職、芸能界の闇、企業の不正など、社会的に重要な問題を暴く役割も果たしています。

例えば、過去には以下のようなスクープがありました。

このような記事は、単なるスキャンダルではなく、社会の浄化につながる報道として評価されることもあります。そのため、一部の訴訟を抱えても、週刊誌が完全に悪者として扱われることは少なく、読者の支持が継続するのです。

情報週刊誌のスクープの多くは、内部告発による情報提供から生まれます。「社会の不正を正してほしい」と考える人々が、情報週刊誌を利用することで、権力者や不正を働く企業に対する抑止力となっています。

これが、単なるゴシップ雑誌とは異なり、社会的な意義を持ち続けている理由の一つです。

情報週刊誌の訴訟は必ずしも負けるとは限りません。場合によっては、週刊誌側が勝訴することもあります。

このように、裁判所が週刊誌の報道を認めるケースもあるため、単純に「訴訟＝負けて廃刊」ということにはならないのです。

情報週刊誌は、何件もの訴訟を抱えても潰れることなく存続し続けています。その理由は以下の通りです。

つまり、訴訟は情報週刊誌にとって「リスク」ではあるものの、致命的なものではないのです。結局のところ、**「読みたい人がいる限り、情報週刊誌は潰れない」**というのが現実なのです。