GMOクリック証券のセキュリティは大丈夫? 被害にあったら補償してもらえる?
1. 結論:セキュリティ対策は強化されているが、補償は無条件ではない
GMOクリック証券は、株式やFXなどを取引できる証券会社です。不正ログインを防ぐための追加認証などを導入していますが、フィッシング詐欺や認証情報の流出による不正取引のリスクを完全になくすことはできません。
不正ログインや身に覚えのない取引の被害にあった場合、補償を受けられる可能性はあります。ただし、必ず全額補償されるわけではありません。
GMOクリック証券は、2025年に確認された不正取引について、追加認証の必須化前の事案を特例として全額補償したと公表しています。一方、追加認証の必須化後については、利用者のID・パスワードの管理状況や取引時の状況などを調査したうえで、一定の補償を行う方針を示しています。
つまり、過去に全額補償した実績があっても、今後の被害がすべて同じ扱いになるとは限りません。
2. 被害にあったら、どこまで補償してもらえる?
補償の可能性はありますが、被害の発生時期や原因、利用者側の管理状況などによって判断されます。
- 不正取引による損失: 会社側の調査によって補償対象と認められれば、補償を受けられる可能性があります。
- フィッシング詐欺による被害: 偽サイトにログイン情報を入力した場合でも、必ず補償対象外になるとは限りません。ただし、認証設定や情報管理の状況によっては、補償されない、または補償が限定される可能性があります。
- 自分で行った通常の投資による損失: 株価の下落や為替変動など、通常の投資リスクによる損失は、不正アクセスの補償とは別です。
- 出金や資産の流出: 被害の原因や経緯を調査したうえで、個別に判断されます。
重要なのは、不正アクセスによる被害と証明できれば、必ず全額が返ってくるという制度ではないことです。
3. 補償を受けるために重要なこと
補償を受けられる可能性を高めるため、次の点を守りましょう。
- ログイン時の追加認証やパスキー認証を設定する。
- 身に覚えのない認証通知を承認しない。
- ログインパスワードと取引暗証番号を使い回さない。
- ログイン履歴、注文履歴、約定履歴、出金履歴などを保存する。
- 不正取引を発見したら、すぐに証券会社へ連絡する。
GMOクリック証券は、2026年10月23日の注意喚起で、取引履歴や残高の確認、パスキー認証、ログイン通知・約定通知の設定を呼びかけています。また、同社は2026年11月28日からパスキー認証のみでのログインに移行すると案内しています。
4. もし被害にあったら、どう対処する?
身に覚えのない取引やログインを発見した場合は、次の順番で対応してください。
- GMOクリック証券にすぐ連絡する。 不正取引や出金の状況を伝え、口座の保護について相談します。
- 安全な端末から認証情報を変更する。 パスワードなどが流出した疑いがあれば、公式の手順に従って変更します。
- 取引や出金の証拠を保存する。 注文履歴、約定履歴、通知メール、取引日時などを記録します。
- 補償の申請方法を確認する。 被害の調査に必要な資料や、補償の条件を証券会社に確認します。
- 必要に応じて警察にも相談する。 金銭の流出や犯罪の疑いがある場合は、警察への相談も検討します。
不正取引を発見したときは、自分で原因を調べ終えるまで待つのではなく、まず証券会社へ連絡することが重要です。
5. まとめ:GMOクリック証券は安全? 被害額は戻ってくる?
GMOクリック証券はセキュリティ対策を強化していますが、不正アクセスや不正取引のリスクがゼロになったわけではありません。
過去には不正取引を全額補償した特例がありますが、今後の被害が必ず全額補償されるとは限りません。特に、追加認証の設定状況やパスワードの管理状況などが、補償判断に影響する可能性があります。
一番重要なのは、パスキー認証を設定し、不審な取引を発見したらすぐに連絡することです。 補償を期待するだけでなく、被害を防ぐ対策と早期発見の仕組みを整えておきましょう。

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