ランドクルーザー(ランクル)は「最強クラスの耐久車」ですが、冬は意外と寒い・暖房が効きにくいと感じる人が多い車です。
これは故障というより設計思想と使い方の影響が大きいです。原因から現実的な対策まで、徹底的に解説します。
① ランクルが寒く感じやすい主な原因
1. 車体・室内がとにかく大きい
- ボディが大きく、天井も高い
- 空気量が多く、暖気が拡散しやすい
- 後席・3列目・荷室が特に冷える
※ランクル300/200/プラド共通の弱点。
2. 四角いボディ+大面積ガラス
- 放熱しやすい形状
- サイド・リアガラスから冷気侵入
- 高速走行・強風時に体感温度が下がる
3. ディーゼル車特有の暖まりにくさ
(特にプラド・200系ディーゼル)
- エンジン熱が少ない
- アイドリングでは水温が上がらない
- 短距離走行だと最後まで寒い
4. 本格4WDゆえの床冷え
- ラダーフレーム構造
- 車高が高く、床下から冷気を受けやすい
- 足元が極端に冷える
② 寒い時に必ずやるべき基本設定
正しい暖房設定(超重要)
- A/C:ON
- 内気循環:ON
- 温度:26~28℃
- 風量:AUTO or 強
- 風向:足元+フロント
※A/C OFF・外気導入は寒さを増幅します。
③ ランクル特有の「効く」寒さ対策
1. 足元対策が最優先
- 厚手フロアマット(断熱タイプ)
- 冬用ラバーマット
- 後席足元に断熱シート
👉 これだけで体感温度が大幅改善。
2. シートヒーターは必須装備
- ディーゼル車との相性抜群
- エンジンが暖まる前から暖かい
- 後席も使えるなら積極活用
3. 窓の断熱は効果絶大
- フロント・サイド断熱サンシェード
- リアガラスカーテン
- 夜間・高速で特に効果あり
4. 後席暖房を「前席頼み」にしない
- 前席吹き出し口を閉じすぎない
- 温風を後方へ流す
- 天井吹き出しは足元方向へ
④ 暖房を使っても暖まらない時の対策
1. ディーゼル車の追加対策(重要)
- 電動補助ヒーター(PTCヒーター)
- エンジン暖房補助装置の点検
- シートヒーター併用前提で考える
2. 冷却水(LLC)点検
- 不足すると暖房が出ない
- リザーバータンクで量確認
- 古いLLCは性能低下
3. サーモスタット不良
- 水温が上がらない
- 高速で特に寒い
- 燃費悪化・水温計が低いまま
4. ヒーターコア詰まり
- 風は出るが温風が弱い
- 左右温度差が出る
- 年数経過車に多い
⑤ ランクル別・寒さの傾向
ランクル300
- 断熱は優秀だが車内が広い
- 後席寒さ対策必須
ランクル200
- ディーゼルは暖まりが遅い
- 足元対策が最重要
プラド
- 最も寒さを感じやすい
- 短距離・街乗りは特に厳しい
⑥ 効果が高い対策ランキング
- 内気循環+A/C ON
- 足元断熱(マット・シート)
- シートヒーター
- 窓断熱(サンシェード)
- 冷却系点検
結論
ランクルが冬に寒いのは
👉 **「大きさ」「ディーゼル特性」「ラダーフレーム構造」**が原因。
ただし
- 正しい設定
- 足元・窓対策
- ディーゼル前提の使い方
これを押さえれば、真冬でも快適性は大きく改善します。


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