津波警報が「いつ、どのように解除されるのか」について、気象庁の情報をもとに 仕組み・判断基準・具体的な流れ をわかりやすく解説します。
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■ 津波警報はどうしたら解除されるのか
津波警報(大津波警報・津波警報・津波注意報)は、気象庁が津波の観測状況を継続的に監視し、「これ以上危険な津波が来ない」と判断したときに解除されます。
ただし、明確な数値基準があるわけではなく、複数の要素を総合判断して決められます。
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■ 解除の主な判断材料
① 津波の観測値が低下し、危険な波が続く可能性が低くなった場合
各沿岸の検潮所で津波の高さや周期を観測し、
「危険な津波はもう来ない」と判断できる場合に解除されます。
(※津波は何度も繰り返し来るので、すべての可能性がなくなるまで慎重に判断します)
✔ 気象庁資料では、
津波の高さが時間とともにどう推移するかを見ながら解除する とされています。
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② 地震の規模・メカニズムの解析が進み、初期推定より津波リスクが低いと判明した場合
地震直後の警報は数分で発表されるため(最速2〜3分)、情報が粗くなることがあります。
後から正確な地震規模(Mw)や断層メカニズムがわかることで、 津波の予想が下方修正 → 解除される こともあります。
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③ 全ての予想到達時刻を過ぎ、なおかつ津波の追加到来が見られなくなった場合
津波は数時間〜数十時間続く場合もありますが、
長時間監視しても明らかな波が確認されない 場合は解除されます。
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■ 解除が遅めになる理由
津波は第一波より後の波が大きくなることが多く、
「小さくなったからもう大丈夫」とは言えない のが特徴です。
政府の防災指針でも
「警報が解除されるまで絶対に安全な場所から離れないこと」
と明示されています。
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■ 津波警報が解除されるまでの流れ(一般的な例)
1. 地震発生(数分以内に警報発表)
2. 検潮所で津波を観測し続ける
3. 地震規模・断層メカニズムの精査
4. 津波の到達・反射・継続波形を監視
5. 危険な津波の再来可能性が低いと判断 → 解除
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■ 重要ポイント(必ず覚えてほしい)
✔ 警報解除前に海に近づくのは最も危険
防災マニュアルでは
「津波は繰り返し襲う。警報が解除されるまで絶対に戻らない」
と強く警告されています。
津波警報はどうしたら解除されるの?
〇〇って危険?

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