寿司食べ放題で「元が取れるか」を考えるには、以下の視点から分析することが重要です。
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1. 寿司の原価率
寿司の原価率はネタによって大きく異なりますが、一般的には**40%〜50%**程度とされています。
安価なネタ(卵、いくら風のもの、光物など):原価率は低めで20〜30%程度。
高価なネタ(トロ、うに、いくら、本マグロなど):原価率は高く50〜70%になることも。
例えば:
まぐろの握り1貫:販売価格100円→原価40円。
うにや大トロ1貫:販売価格500円→原価250円以上。
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2. 食べ放題の料金
寿司食べ放題の料金は、店舗やネタのグレードによりますが、3,000円〜7,000円程度が一般的です。
3,000円コース:サーモンやエビなどが中心で、高級ネタは少なめ。
5,000円〜7,000円コース:トロ、うに、いくらなど高級ネタが選べる場合が多い。
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3. お腹のキャパシティ
寿司は握り1貫で約40g(シャリ20g+ネタ20g)程度。これを基に計算すると:
1貫のカロリー:40〜60kcal(ネタによる)。
普通の人の限界:20〜30貫(約800〜1,800kcal)。
寿司の限界を考える例:
まぐろ10貫+サーモン10貫+エビ10貫:合計30貫。
→ 店舗価格で計算すると、30×100〜200円=3,000〜6,000円。
よほど大食いでない限り、元を取るには高単価なネタを多く食べる必要があります。
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4. 店側の工夫
寿司食べ放題では、元を取られない工夫がされていることが多いです。
シャリの量が多い:満腹感を早めるため。
提供スピードが遅い:客が満腹になるまでの時間を稼ぐため。
高級ネタに制限あり:1人何皿まで、または追加料金が必要。
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5. 元を取る戦略
元を取るには、以下のポイントを意識しましょう:
1. 高価なネタを優先:
大トロ、うに、いくら、本マグロなどを積極的に選ぶ。
卵やイカなど、原価が低いネタは避ける。
2. シャリを少なくしてもらう:
店舗によっては「シャリ少なめ」や「シャリ抜き」に対応してくれる場合があります。
3. 食べる順番を工夫:
最初に高カロリーのネタ(揚げ物や甘いタレ系)を食べると満腹感が早まるため、避ける。
4. ドリンクやサイドメニューは控えめに:
飲み物やデザートは満腹を早めるため、必要最低限に抑える。
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6. 元が取れるかの結論
大食いの人や高価なネタを中心に食べる人であれば、元を取れる可能性が高い。
普通の人では、シャリや安価なネタの影響で元を取るのは難しい場合が多い。
ただし、「元を取る」だけでなく、多種類の寿司を楽しむことや、好きなネタを心置きなく食べられる体験に価値を見出すなら、満足度は高い選択といえます。
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