エアコンを買いに行く前には、機種選びや工事がスムーズに進むように事前に準備すべき情報やチェックポイントがあります。これを押さえておくことで、販売店でのやりとりや見積もりがスムーズになり、無駄な追加費用やトラブルを避けることができます。
以下に、エアコン購入前にやるべき事前準備のポイントを詳しく解説します。
✅ エアコンを買う前の事前準備チェックリスト(完全版)
項目 | なぜ必要か |
---|---|
部屋の広さ(畳数) | 適切な冷暖房能力(kW)の判断基準になる |
設置予定の部屋の方角 | 日当たりで必要能力が変わる(南向きは強めが必要) |
コンセントの形状・電圧 | 機種選定や工事可否に直結する |
配管穴の有無・状態 | 新規穴あけが必要かどうかの判断 |
室外機の置き場所 | 設置条件や追加費用の有無に影響する |
ブレーカー容量の確認 | 電源に余裕がないとブレーカーが落ちる可能性がある |
既存エアコンの有無・取り外し要否 | 処分や取り外し工事が必要か確認する |
家の構造(木造・鉄筋など) | 効きやすさ・必要能力・工事の難易度に関係 |
予算と希望機能 | 機能(自動掃除・AI運転・静音など)により価格差が大きい |
🏠 1. 部屋の広さと間取りを把握する
- 部屋の「畳数」(例:6畳・8畳・12畳など)は、エアコンの冷暖房能力を選ぶ基準になります。
- 木造か鉄筋かによっても適用畳数が変わります。
- 例:鉄筋6畳用 ≒ 木造4.5畳用
🔌 2. コンセントの形状と電圧の確認
- 一般家庭のエアコン用コンセントは2種類:
- 100V:主に6畳〜10畳クラス
- 200V:14畳以上、ハイパワータイプ向け
▶ コンセント形状の例(差し込み口の形)を写真でメモしておくと◎
🧱 3. 室内と室外の設置スペースを確認
- 室外機の置き場所があるか(ベランダ、屋根、地面など)
- 配管穴の有無・サイズ・貫通状態(ふさがっていないか)を確認
- 室内機の設置スペースに障害物(棚・カーテンレールなど)がないか
🔋 4. ブレーカー容量・専用回路の有無
- 新しいエアコンを使うには専用コンセントが必要
- 築年数が古い家ではコンセント増設やブレーカー交換が必要になることも
♻️ 5. 既設エアコンの確認
- 現在使っているエアコンがある場合:
- 年式・メーカー・機種名(リモコンで確認可)
- 処分するか、別の部屋に移設するかを検討
- リサイクル料金(1,000〜3,000円)がかかることも
📷 6. スマホで写真を撮っておくと便利!
販売店でスムーズに相談するために、以下を写真に撮っておきましょう:
- 室内設置場所(壁全体がわかるように)
- 室外機の予定設置場所
- コンセントの形状
- 配管穴(ある場合)
- ブレーカーまわり(電圧確認用)
💰 7. 予算と求める機能を明確にする
機能により価格差は大きくなります:
機能 | 必要か判断しておくと◎ |
---|---|
自動フィルター掃除 | 面倒な掃除を省きたい |
人感センサー・AI運転 | 効率的な節電を重視 |
静音運転 | 寝室や子供部屋向け |
スマホ遠隔操作 | 外出先から操作したい人に |
加湿・空気清浄機能 | アレルギー・乾燥対策 |
📝 8. 店頭で聞くべき質問をリストアップしておく
- 標準工事費に含まれる内容
- 工事保証・製品保証の年数
- 設置までの最短日数
- 旧機種の取り外し・処分費用
- リモコンの操作性(実機確認)
🧾 9. 必要に応じて見積もり比較(相見積もり)も視野に
同じ条件で、家電量販店・ネット通販・地元業者など複数の見積もりを取ることで価格やサービスを比較できます。
✅ まとめ:事前準備で得られるメリット
効果 | 内容 |
---|---|
トラブル回避 | 工事中の追加費用や設置不可を防げる |
無駄な出費防止 | 適正な性能・機能で買いすぎを防ぐ |
交渉しやすい | 店員や業者とのやりとりがスムーズになる |
見積もりが正確 | 価格比較や工事内容の判断がしやすくなる |
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