楽天モバイルでAndroidスマホを使う際のポイント
楽天モバイルでは、Androidスマホも問題なく使用できます。しかし、使用するためには以下の重要なポイントを押さえておく必要があります:
- SIMロックを解除する
- SIMフリー版を入手する
- 対応バンド(周波数帯)に注意する
- 自己責任での利用になる場合がある
これらのポイントを詳しく解説し、楽天モバイルでAndroidスマホをスムーズに利用するための注意点を説明します。
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1. SIMロック解除が必要な場合
(1) SIMロックとは?
SIMロックとは、スマホを特定のキャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)でしか使えないように制限する仕組みです。
楽天モバイルで他社のAndroidスマホを使う場合、SIMロックを解除しないと楽天モバイルのSIMカードを挿しても通信できません。
(2) SIMロック解除の条件
キャリア別のSIMロック解除方法
キャリア | 手続き方法 | |
---|---|---|
ドコモ | My docomo、店舗 | |
au | My au、店舗 | |
ソフトバンク | My SoftBank、店舗 | |
ワイモバイル | My Y!mobile、店舗 | |
UQモバイル | My UQ、店舗 |
注意
- SIMロック解除は基本的に無料でできますが、店舗で手続きすると**手数料(3,300円)**がかかる場合があります。
(3) SIMフリー版を入手する場合
2021年10月以降、国内で販売されるスマホは**原則としてSIMロックなし(SIMフリー)**で販売されています。楽天モバイルのSIMカードを挿すだけで使用できるので、SIMフリー版のAndroidスマホを購入するのが簡単で便利です。
2. 対応バンドの違いによる電波の影響
(1) 対応バンドとは?
スマホが通信できる周波数帯(バンド)は、キャリアごとに異なります。楽天モバイルの回線で快適に通信するためには、楽天モバイルが使用している周波数帯(バンド)に対応したスマホを選ぶことが重要です。
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(2) 楽天モバイルの対応バンド
バンド名 | 周波数 | 用途 |
---|---|---|
Band 3 | 1.7GHz帯 | メインのLTE(4G) |
Band 18/26 | 800MHz帯 | パートナー回線(au) |
Band 28 | 700MHz帯 | サブLTE(地方の電波) |
Band 42 | 3.5GHz帯 | 5G通信 |
重要なポイント
- Band 3に対応していないスマホは、楽天モバイルの自社回線エリアで電波がつながりにくくなる可能性があります。
- Band 18/26は楽天モバイルがau回線を借りているエリアで使われるため、これに対応していないとパートナー回線での通信が不安定になることがあります。
(3) 対応バンドを確認する方法
- スマホの公式サイトで確認
- 各メーカーの公式サイトに対応バンドが記載されています。
- 設定画面で確認(Android端末)
- スマホの「設定」→「端末情報」→「ネットワーク」で対応バンドを確認できます。
- GSMArenaなどのスペックサイトで確認
- 海外モデルの場合、GSMArenaなどのスペック情報サイトで詳細なバンド情報が確認できます。
3. 対応バンドによる電波の良しあし
対応バンドが異なると、楽天モバイルでの通信品質が変わります。
(1) 楽天モバイルの対応バンドにフル対応したスマホのメリット
- 都市部でも地方でも安定して通信が可能
- 4Gと5Gをスムーズに切り替えられる
- 楽天リンクアプリを使った通話が途切れにくい
(2) 楽天モバイルのバンドに一部しか対応していない場合のデメリット
- 電波が弱いエリアで圏外になりやすい
- 建物内や地下で通信が不安定になる
- 5Gエリアでも4G通信しかできないことがある
(3) 海外版Androidスマホを使う場合の注意点
海外版のAndroidスマホは、楽天モバイルの**メインバンド(Band 3)**に対応していないことがあります。そのため、電波がつながりにくくなる場合があります。
事前に対応バンドをしっかり確認しておくことが重要です。
4. Appleのサポート終了時のリスク(Androidの場合はメーカーごとのサポート終了)
(1) メーカーサポートの終了
Androidスマホは、メーカーごとにサポート期間が異なります。一般的に、GoogleやSamsungのような大手メーカーは、発売から3〜5年間の間、ソフトウェアアップデートとセキュリティアップデートを提供します。
メーカー | サポート期間 |
---|---|
5年間のセキュリティアップデート | |
Samsung | 4年間のOSアップデート、5年間のセキュリティアップデート |
Xiaomi | 2〜3年間のアップデート |
OPPO | 3年間のアップデート |
Sony | 2〜3年間のアップデート |
(2) サポート終了後のリスク
- セキュリティの脆弱性が増す
- 最新アプリの動作に制限がかかる
- 修理サポートが受けられなくなる
5. 自己責任での利用になる場合
楽天モバイルは、対応バンドやスマホのメーカーサポートに関してすべての機種を保証しているわけではありません。そのため、以下のような場合には自己責任での利用となります。
- 古いAndroidスマホを使う場合
- 海外版のスマホを使う場合
- 対応バンドに不完全な機種を使う場合
6. まとめ
楽天モバイルでAndroidスマホを使う場合、以下の点に注意する必要があります:
- SIMロックを解除する
- SIMフリー版を購入する
- 楽天モバイルの対応バンドにフル対応しているか確認する
- メーカーのサポート終了後は自己責任で利用する
これらの条件を満たせば、楽天モバイルで快適にAndroidスマホを利用することができます。特に、対応バンドの確認は通信品質に大きく影響するため、しっかりチェックしましょう。
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