創価学会には「公式の月会費」や「義務的な月額費」はありません。
しかし、実際に入会して活動を続けると、“毎月または定期的に発生しやすい支出”が複数あります。
それらは形式上「任意」ですが、実際には半ば必須・慣習的になっていることが多いです。
以下で、「公式な制度」と「現実的に毎月かかりやすい費用」、そして「注意点(圧力・断り方・返金など)」を詳しく整理します。
🧭 1. 公式見解:月会費・年会費は存在しない
- 創価学会公式サイトおよび関連団体(SGI、SGI-USAなど)のFAQには、
「会費(membership fee)はありません」
と明記されています。
👉 つまり「毎月〇〇円を必ず払わなければならない」という制度は存在しません。 - ただし、組織維持のための寄付や出版物購読が実質的な資金源になっているため、
「金銭的な負担が全くない」とは言い切れません。
💰 2. 実際に“月額的に”かかりやすい費用(日本の場合)
費目 | 内容 | 金額の目安 | 備考 |
---|---|---|---|
① 聖教新聞購読料 | 学会の機関紙。ほぼ全会員が購読。 | 約1,934円/月(紙版)または約1,700円/月(電子版) | 入会時に「3か月以上購読」することが前提とされる(公式に明記) |
② 機関誌・書籍類 | 『大白蓮華』など。定期購読を勧められることがある。 | 数百円〜数千円/月 | 任意だが多くの会員が購読 |
③ 寄付・布施 | 「財務」と呼ばれる寄付(主に年1回だが、月ごとに任意寄付もあり)。 | 任意。人により数百円〜数万円単位 | 「功徳」や「信心の証」として勧められることがある |
④ 会合・交通費など | 地域集会や会館行事の参加費・交通費。 | 実費(数百円〜数千円) | 任意参加だが実質的には定期活動 |
⑤ 仏壇・仏具・線香等の維持費 | 勤行で使用する備品類。 | 数百円〜 | 日常的に消耗する |
📍 つまり、形式上の“月会費”はなくても、実質的には毎月2,000〜5,000円程度の出費が発生することが多いです。
(新聞購読+交通費・書籍代など)
📅 3. 年間に発生しやすい費用(まとめ)
費用項目 | 概要 | 年間の目安 |
---|---|---|
聖教新聞購読 | ほぼ必須 | 約2万円強 |
書籍・教材・イベント費 | 任意だが推奨 | 数千円〜数万円 |
財務(寄付) | 年1回〜複数回 | 数千円〜数十万円(差が大きい) |
その他 | 仏具、交通費など | 数千円〜 |
👉 多くの会員は年間3〜5万円程度(少ない場合)〜十数万円(積極的に活動する場合)を支出しているとされています。
⚠️ 4. 注意点と現実(「任意」と「圧力」のあいだ)
- 名目上はすべて任意です。
→ つまり「払わなければ除名される」ことはありません。 - しかし、地域の組織では「新聞購読を続けるのが信心の証」「寄付は功徳を積む行為」と強く勧められるケースが多く、
心理的・社会的なプレッシャーで実質的に“義務化”している地域もあります。 - 入会時や財務期間に「寄付はいくら出すか」と尋ねられることがありますが、金額は自由ですし、断ることも可能です。
強要された場合は消費生活センターなどに相談できます。
🧾 5. 断り方・管理のコツ
- 「家計の都合で今回は購読/寄付できません」と理由を具体的に言わずに断るのが最も穏当です。
- 「考えておきます」といったあいまいな返答でも問題なし。
- 支出を最小限にしたい場合は、
- 聖教新聞電子版(最安プラン)だけ購読
- 寄付や書籍は完全スルー
- 会合参加を最低限に
という形でも在籍自体は可能です。
- もし「強制的にお金を払わされた」と感じた場合は、領収書や証拠を保管し、消費生活センターに相談するとよいでしょう。
🔍 6. まとめ(要点)
項目 | 内容 |
---|---|
月会費制度 | なし(公式に存在しない) |
ただし実際の出費 | 聖教新聞購読料ほぼ必須(約1,900円/月)+任意寄付など |
年間コスト目安 | 最低 約2万円〜 多い人で数十万円 |
任意のはずが半ば慣習化 | 地域によって圧力が強い場合もある |
強制は違法 | 強要された場合は公的機関へ相談可能 |
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