シェーバー(電気シェーバー・髭剃り)から火花や火が出た場合、それは非常に危険な状態です。感電・やけど・火災のリスクがあるため、すぐに適切な対応を取る必要があります。以下に、火が出たときの対処法と再発防止のための注意点を詳しく解説します。
🔥【1】火が出た・火花が出たときの緊急対処法
◆① すぐに電源を切る/抜く
- 充電中やコンセント使用中の場合は、即座に電源プラグを抜く。
- 乾電池式の場合もスイッチをオフにして電池をすぐに外す。
⚠️ 感電の危険があるため、火が出ているときに素手で触るのは危険です。できる限り絶縁手袋や乾いた布を使い、慎重に作業してください。
◆② 燃え広がる前に安全な場所に移動させる(可能であれば)
- 火花や煙だけの場合は、可燃物から遠ざけて机や床に置く。
- 火が見えている場合は布や濡れタオルなどで覆い、酸素を遮断して消火を試みる。
◆③ 水は絶対にかけない(充電中や通電状態の場合)
- 感電やショートの危険があるため、電気が通っている状態では水での消火は厳禁。
◆④ 火が収まらない場合は初期消火 or 119番通報
- 小規模火災であれば消火器(ABC粉末)で対処。
- 炎が大きくなったり、周囲に燃え移ったらすぐに避難して消防に通報する。
🔍【2】火が出る原因として考えられること
原因 | 内容 |
---|---|
内部ショート | 水濡れや劣化によって基板がショートし発火することがある |
バッテリー異常 | リチウムイオン電池が膨張・破裂・発熱して発火 |
充電中の過熱 | 正規の充電器を使っていない、または長時間過充電による発熱 |
断線・破損 | コードや配線の被覆破れ、断線でスパークが起こる |
経年劣化 | 古い製品の内部部品の絶縁劣化やモーターの不良 |
異物混入 | 髪の毛・水・ホコリなどが内部に入り、発熱やショートを引き起こす |
🛠【3】火が出た後に絶対にやるべきこと
- 使用を中止する(絶対に再び使わない)
- メーカーに連絡して状況を報告
→ 無償修理・回収対象の可能性あり(リコール製品のことも) - リチウム電池を含む場合は自治体ルールに従って適切に処分
- 周囲の可燃物や家電に被害がないか確認
- 同型機種や他の家電も点検する(異常がないか確認)
✅【4】再発防止のための注意点
対策 | 詳細 |
---|---|
水場で使わない | 防水仕様でない限り、浴室や洗面所での使用は避ける |
正規の充電器を使う | 純正品以外は過電圧・過電流のリスクあり |
長時間充電しない | 就寝前の充電放置を避け、充電中は見守れる時間に行う |
定期的に掃除する | 毛くずやホコリは発熱・ショートの原因に |
高温環境に置かない | 炎天下の車内や直射日光下に保管しない |
古い製品は買い替えを検討 | 5年以上使用したものは内部劣化の可能性あり。異音や異臭がある場合は即交換。 |
🧯まとめ
状況 | 対処法 |
---|---|
火・火花が出た | 電源を切る・プラグを抜く・可燃物から遠ざける |
使用中に異常 | 音・熱・臭いなどを感じたらすぐに使用中止 |
消火できない | 迷わず119番。自力で無理せず避難を優先 |
原因調査 | メーカーに相談・修理 or 廃棄を検討 |
再発防止 | 正しい充電・定期点検・適切な保管と清掃 |
シェーバーは体に触れる精密機器なので、少しでも異常を感じたら即使用中止が基本です。
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