ウンコにコーンが残ってるのは何故?消化できないの?

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人間がコーンを完全に消化できない理由

ウンコの中にコーンの粒がそのまま残っていることがあるのは、コーン(トウモロコシ)の消化が難しいためです。その理由を詳しく解説します。




1. コーンの外皮はセルロースでできている

コーンの粒の外側には セルロース という植物の細胞壁を構成する成分が含まれています。セルロースは 食物繊維 の一種で、ヒトの消化酵素(アミラーゼやプロテアーゼなど)では分解することができません。

ヒトの腸にはセルロースを分解する酵素を持つ バクテリア が少量存在しますが、牛や羊のように長時間発酵させる「反芻(はんすう)」の仕組みを持っていないため、十分に分解することはできません。

そのため、コーンの外皮はほぼそのまま排泄されるのです。




2. コーンの内部(デンプンや栄養素)は消化される

コーンの外側は消化できませんが、内部には デンプン や 脂質、タンパク質 が含まれており、これは消化酵素によって吸収されます。

つまり、ウンコの中に見えるコーンは 外皮だけ であり、実際には内部の栄養素は体内で利用されているのです。

ただし、よく噛まずに食べると外皮がそのまま残り、中身が消化される前に排出されやすくなります。




3. よく噛めば多少は消化されやすくなる

コーンの消化を助ける方法として しっかり噛むこと が重要です。
噛むことで外皮が砕かれ、中のデンプンや栄養素がより消化されやすくなります。

また、コーンを すりつぶしたりペースト状にする(例:コーンピューレ) ことで、消化の負担を減らせます。




4. コーンの消化は個人差がある

腸内環境や消化力は人によって異なります。
・腸内細菌が豊富な人 → ある程度セルロースを分解できるため、コーンの形が残りにくい
・消化が弱い人 → コーンの形がそのまま残りやすい

また、小さい子どもや高齢者は消化機能が未発達・低下しているため、コーンがそのまま出やすくなります。




まとめ

コーンの外皮(セルロース)は人間の消化酵素では分解できないため、そのまま排泄される

内部のデンプンや栄養素は消化・吸収されている

よく噛むと消化されやすくなる

消化力や腸内環境によって個人差がある


ウンコの中にコーンが見えるのは 「消化できなかった証拠」ではなく、「外皮が分解されなかっただけ」 ということですね。

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